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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。

バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/



新年最初のブログは1922年1月4日生まれ!!元祖二刀流!?テナーサックス・フルート奏者の「フランク・ウエス」を取り上げたいと思います。


早いもので91歳で亡くなってから10年経ちましたが、この時代に活躍したジャズミュージシャンのなかではかなり長生きされた方だと思います。


私は幸いにもこの様な、今となっては伝説となってしまった偉大なジャズレジェンドの生演奏を奇跡的に聴く機会を得ました。これからは少しづつその方々の生演奏から受けた衝撃!!を、ご紹介してゆく予定です。




カウントベイシー楽団で大活躍されたフランク・ウエス。本来はテナーサックス奏者ですが、その卓越したフルートの演奏で楽団に革命を起こした人物としても知られています。


私が生涯一度だけ彼の演奏を聴いたのは、1997年の10月。

ジャズスクールのニューヨークツアーで訪れたマンハッタンにある老舗クラブ「バードランド」における「秋吉敏子オーケストラ」でした。


本来であれば秋吉さんの夫であり、テナーサックス奏者の「ルー・タバキン」がフィーチャーされたビッグバンドですが、この日はルーはお休みで、代役としてフランク・ウエスが出演していました。

ルー・タバキンはホントはフルート奏者じゃないのー!?と、言う位の名手でこのビッグバンドではかなりの部分でフルートを演奏していました。


そんな「ルー」のエキストラ・・・フランク・ウエスしかできないと思います。



そのくらい彼のフルート演奏は完璧でした。勿論本職のテナーサックスの素晴らしい音色は言うに及ばず!!


今思えば本当に貴重な時間であったと思います。


ビッグバンドでのサックス奏者は忙しく、様々な木管楽器を持ち替えて演奏しなくてはいけないのですがフランク・ウエスはそんなことはおくびにも出さずにすんなりと!!いとも簡単そうに!!!どちらも素晴らしい音色で演奏する奏者でした。


ジャズ界には既に居た!!元祖二刀流!!!それががフランク・ウエスなんです。