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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。

バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。

https://bop-life.info/




明日から9月。今年は記録的な「猛暑」に見舞われ、気候的には「秋の気配を感じる」事はまだまだ難しいですね~。


私は9月から年末の12月までかなり!?様々な主催イベントを企画していて、その準備に追われている毎日です。(笑)

そんな主催イベントの中でも9月19日に行われる、題して「髙橋浩明Jazz Wonder Land」の下準備を現在掘り下げて進めております。




昨年からお世話になっている北浦和CAFE&JAZZ「SHOJI(しょうじ)」さん。こちらに所蔵されている名盤や私の所持しているアルバムを聴きながら、そのアルバムが出来た「背景や経緯」やJazzアルバムとして「位置付け」を解説しながらも実際に収録曲を演奏してしまおう!!と、言った、何とも身が引き締まる(汗)企画なのです。




初回のテーマはお誕生日の9月23日(生誕97年)も近く、死後56年経過した現在でも影響を及ぼし続けているテナーサックスのスーパーレジェンド「John Coltrane(ジョン・コルトレーン)」を取り上げて、その実績や功績をレコードをリリースしたレーベル別に私が一枚選びお話を交えながら演奏してゆく予定です。


コルトレーンがデビューアルバムをリリースしたのは30歳(1957年)の時。Prestigeから発売されました。




デビューアルバムのジャケットはこちら↓

初々しい希望に満ちた表情がとても印象的なようジャケットですねー!

この頃のコルトレーンは既にマイルスデーヴィス(トランペット)とのギグもやっていて、知る人ぞ知る名プレイヤーの地位を確立していました。このアルバムに収録させている曲の中で最も私が愛してやまないのは「Violets for Your Furs(コートにすみれを)」なんです。


コルトレーンのイメージは音の必要なまでの羅列(シーツオブサウンドともいわれます。)にあると思いますがこのバラードの演奏を聞けば彼は「抒情的」で「繊細」なプレイヤーであることが窺がい知ることが出来ます。



1959年にコルトレーンは「アトランティック」レーベルより歴史的な「大名盤」をリリースしました。




ピ・バップの完成形?又はコード進行を極限まで問い詰めた結果、冒頭の「ジャイアントステップス」が完成されたのです。

「難曲中の難曲!」として知られる「ジャイアントステップス」は複雑なコード進行ハイテンポが伴う為、現在でもプレイヤーに恐れられている凄い曲。私の今の実力で、オリジナルテンポでコルトレーンのような演奏ができるとは到底考えられない領域です。




革新的なタイトルチューンのインパクトが凄すぎてその他の曲に中々耳が向かないこのアルバム。実は全てオリジナル作品が収録されていて、別名「ファミリーアルバム」と、言われるくらいコルトレーンに近い人々の名前がタイトルに使われています。妻、実の子供、従妹、同僚、尊敬する先輩などです。


コルトレーンの本領発揮の時期とリンクして「インパルスレコード」から発表されたアルバムには所謂「黄金カルテット」(ピアノ:マッコイ・タイナー、ベース:ジミー・ギャリソン、ドラムス:エルヴィン・ジョーンズ)の素晴らしい演奏が多数リリースされました。

その中でもコルトレーンのアルバム中「最高傑作」と、言われ、今でも「名盤中の名盤」と、称されるのが↓

至上の愛「Lave Supreme」なんです。




コルトレーン曰く「神のお告げ」を受けて制作に入ったそうで正に「神ががり的」な「厳か」なニュアンスの「組曲仕立て」になっています。

わたしの知る中で唯一、コルトレーン自身がアルバムの「ライナーノーツ(アルバムに挿入されている小冊子)」を担当すると、言う「入れ込み」にも彼のこの作品対するただならぬ決意が感じとれます。




以上、9月19日にお話しする内容を少しだけ綴ってましたが、是非とも演奏付きの解説を聴きに北浦和「SHOJI」までいらしてください。https://tabelog.com/saitama/A1101/A110102/11049520/


拘りのあるとても素敵なお店です。