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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
今週は大雪に見舞われ足元がふら付くことも屡々(しばしば)な週でしたが、3月9日は幸い好天に恵まれました。
今日は待ちに待ったこちらに!
南青山にあり、円形に客席が作られているお洒落なLive spot BAROOMには昨年末にも伺っています。
今回のマスタークラスイベントのお題は?
ピアノ、ベース、ドラムスという「ジャズトリオ」のフォーマットで「最高のグルーヴ」や「リズム」をどのようにして作り出すのか?
世界を舞台に大活躍のTBN(大林武司:ピアノ、ベン・ウイリアムス:ベース、ネイト・スミス:ドラムス)のメンバー3人が演奏を交えて解説をする!!と、言った大変貴重でワクワクする内容。
私は今回のイベントで初めてこのトリオを知り、参加したのですが、冒頭の挨拶代わりの一曲で完全に心を揺さぶらました。言葉では表現できない何とも言えない一体感から生まれる「グルーヴ」を感じとることが出来たからです。
インタヴューの方から早速!ダイレクトに3人に投げかけられた、「グルーヴの正体」について?この究極の質問に3人とも、丁寧に解説してくださいました。
その中でもたいへん印象に残ったのは、
①お互いの音を「意図的」に「意志を持って聞く」こと。
②ミュージシャンは例えるなら料理される「食材」。どんなに素晴らしい調理方法があったとしても、食材が良くないと美味しい料理にはならない!!良い食材になる為にはトレーニングが不可欠!!
③ここぞ!という時のその一瞬を逃さない!!
等・・心に響く言葉ばかりでした。
このイベントの最高のアンサーはベースのベン・ウイリアムスが語った「グルーヴは細部に宿る」(英語でどの様に表現されていたかが不明なので非常に残念です。)であったと自分は感じました。
彼はクオーターノート(4分音符)でのブルースウオーキングを演奏。シンプルなベースラインの大切さを力説しました。
「シンプルにプレイする事は決して簡単なことではない」とも語り、細心の注意を払ってスケール練習を日頃から心掛けているそうです。
モンクコンペティションの優勝者である彼のこの一言は、説得力があります。
イベントの中盤では各楽器を専門とする参加者が飛び入りで参加するコーナーもあり、大変盛り上がりました。
中でも最高のパフォーマンスをしてくれたのが今回のイベント参加者では最年少であった小学生の男の子(カイ君)。
ネイト・スミスさんに指名され、緊張気味でしたが、いざドラムセットを叩き出すと、会場の雰囲気は一変!!最高のグルーヴを作り出しました。
カイ君のグルーヴに導かれる様にベースのベン・ウイリアムスさんが参加。ピアノの大林武司さんも加わり即席「ウオーターメロンマン」が!!
演奏後の会場は今日一番の拍手喝さい。
彼にとって一生の記憶に残る体験に立ち会えたことを光栄に思います。プロドラマーを目指すカイ君を今後何処かで見る機会はそうなに遠くない!!と、感じさせる素晴らしい演奏でした。
予定終了時間を大幅に過ぎて終了したこのマスタークラス。今後も様々なスタイルの方々の演奏や語られる、「珠玉の一期一会」に期待感が高まります。