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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。

バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/

2023年10月。ニューヨークを拠点に活動をしている日本人ピアニスト「海野雅威(うんのただたか)」さんが自己のトリオで来日されていました。

今回は今年2023年5月にリリースされたニューアルバム「I Am, Because You Are」を中心としたステージでした。



残念ながら私は演奏する場所に赴くことが出来なかったのですが、あちらこちらから!まさしく多方面から!!Liveに行った方からの絶賛のコメント寄せられています。






今回のブルーノート東京での公演では急遽!!今を時めく日本人のトップドラマーのお二人(加納樹麻さん、石若駿さん)が起用されたそうです。



海野雅威さんは27歳だった2008年6月に妻のさやかさんと渡米し、ハーレムに移り住みます。

「自分のヒーローたちと会って、セッションしたり、話したり、一緒の時間を過ごしたかった。日本にいたら、絶対に実現できないことだ」と、Jazzの文化をじかに体感するために日本でのキャリアに別れを告げ一大決心をしたのです。



「知人」や「知り合い」の全く居ない「完全アウエイ」の環境の中で、確実にその魅力的な演奏スタイルが受け入れられ、伝説的なドラマー「ジミー・コブ」と共演を果たします。



そして海野さんに最も影響を与えた今や伝説となったトランぺッター「ロイ・ハーグローブ」のバンドで2年間、アジア人初のレギュラーピアニストとして起用されました。


残念なことにロイ・ハーグローブは2018年11月2日。長年に渡る腎障害で受けていた透析治療中に心不全で亡くなってしまいます。

海野さんはロイ・ハーグローブバンド最後のピアニストになったのです。



ロイのスピリットを今後、自分なりの言葉で伝えてくことに使命を感じている様子も伺えます。





ご存じの方も多いと思いますが、海野さんには更に追い打ちをかけるように生死にかかわる大事件が2020年に起きてしまうのです。

彼がアジア人ということだけでマンハッタンの地下鉄駅の構内で8人の若者の集団から暴行を受け「右の鎖骨骨折」「全身打撲」の大怪我を負うことに。https://youtu.be/vIH3WiPa_JA?si=p1a413-fIUPyruL6



一命はとりとめましたが再起不能状態。



しかしながら
仲間の支援やファンの呼びかけで始まった「クラウドハンディング」。何よりも妻「さやか」さんの後押しもあり、いったん治療の為に帰国するも再び再起をかけて渡米!!!海野雅威の奇跡の復活劇が始まったのです。



奇しくも今年11月に盟友「ロイ・ハーグローブ」が映画化される事が決定しました。https://youtu.be/zTebpizfOIY

海野さんはこの映画公開でロイ・ハーブローブとの思い出を様々なメディアで語っています。https://jazin.net/?p=123




11月17日の映画公開を楽しみに待ちたいと思います。