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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
幸運なことに、実際に生で演奏を聴くことが出来た、今や伝説となったテナーサックス奏者を語る偉人伝。
今回は1934年4月5日生まれ、今年で生誕90周年を迎える「ミスターT」や「ザ・シュガー・マン」の愛称でも知られるスタンリー・タレンタインをご紹介します。
タレンタインとの出会いのきっかけを作って頂いたのは、当時の師匠「宮本大路」さんで、彼もタレンタインのファンの一人でした。
大路さんは生前、タレンタインのライブ行った際に直接本人に、サックスのポジションについて質問をするくらい!熱心にタレンタインを聞き込んでいました。
何と言ってもタレンタインの魅力は高音はハスキーで、低音のサブトーンはゴリゴリの個性的な音色にあったと思います。冒頭の写真は私がタレンタインの一番最初に購入したCD「Look Out」https://youtu.be/kekcp2UimW8?si=_ZS3kPFqOXoz-NIB
豪快な演奏の中にも繊細な一面を伺い知る事が出来る名盤です。
最初で最後の彼の演奏を聴いたのは確か?20年以上前の「レイ・ブラウントリオ」@ブルーノート東京でのゲスト出演。
レイ・ブラウンもこの日に初めて聞きましたが、今までに、どのベース奏者からも感じなかった、聞いたこともない位!!スイングしまくっている演奏でした。本物のベースのグルーヴを体感したのは勿論、とても良く歌っているような印象でした。
タレンタインの演奏は、全盛期の様なフラジオレット音域全開で、血気盛んな演奏ではなかったものの、その音色や独特のサウンドを十二分に堪能できた素晴らしいものでした。
その後間もなくスタンリー・タレンタインは2000年に、レイ・ブラウンは2002年にお亡くなりになっています。
今!見たい!!と、思っているアーティストは「躊躇なく、演奏を聞きに行く!!」を、今後も肝に銘じてドンドン生演奏のシャワーを浴びてゆきたいと思います。