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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。

バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/




12月最初のblogではテナーサックスの渋い音色で是非とも演奏したい(聞きたい)!!又はこの曲はやっぱり「テナーサックスでの演奏でしょ!!」と、言われるような所謂「テナーサックスが映えるバラードの名曲を私の独断で3曲程!ご紹介してゆきたいと思います。



①私が私が真っ先に思いつく曲は「Body&Soul(邦題:身も心も)」1930年発表

元々リリックが付いている所謂「歌もの」ですが、インストルメンタルの世界で、最も世に知れ渡っているのがJazzテナーサックスの開祖「コールマン・ホーキンス」の名演ではないでしょうか?https://youtu.be/zUFg6HvljDE?si=j-B-tetVyXFvJKlv



結構!?軽快なテンポですが音色の渋さは格別です。


因みに歌もののバージョンは女王「エラフィッツ・ジェラルド」のこのバージョンが素敵!https://www.youtube.com/watch?v=2mfa29V0h8Y


現代テナーサックスの礎を築いた「マイケル・ブレッカー」もこの曲で名演を残しています。https://youtu.be/hJcKbI4nGzM?si=ZIHDNJJXqLifZkom

これぞ!「テナーサックスでのBody&soulの王道」とも言える、素晴らしい音色とテクニックで見事に歌い上げています。こんなにもテンポがゆっくりで正確にtimeキープできる彼は本当にすごい人だなーと、あらためて感じるバージョンです。




②ピアニスト:ビル・エバンスもこよなく愛した名曲「My Foolish Heart(邦題:愚かなりわが心)」1949年同名のアメリカ映画の主題歌。

先ずは「スコット・ハミルトン」がストリングスをバックに優雅に歌い上げています。グッときますねーー♪https://youtu.be/eUQmTrDYeWk?si=-vjx4dIUC0HDIK5q



次は巨匠「スタン・ゲッツ」のむせび泣くような、高音域でのバージョン。この音域ではメロディの美しさがゲッツの音と相まってとってもスリリングに展開してゆきます。ちなみにLiveバージョンです。https://www.youtube.com/watch?v=UsnvGL_RLB0




ビル・エバンスがこの曲を美しく演奏してスタンダード曲として引き上げたのでしょうか?何回聞いても心にしみわたります。https://youtu.be/g-jsW61e_-w?si=jXQWsxCqTteCuUN9



<番外編>昨年他界された、土岐英史さんがソプラノサックスで演奏したバージョン。うーーん!泣ける!!https://www.youtube.com/watch?v=HLfmCbWJ798




③最後はこの曲「Lush Life(邦題:飲んだくれ人生)」?1949年ビリー・ストレイホーンの作品

「ジョン・コルトレーン」は同名のアルバムでトランペットの「ドナルド・バード」と共に素晴らしい音色でこの作品に挑んでいます。



エンディングのコルトレーンのアルペジオの滑らかさは素晴らしいよー!!と、師匠「宮本大路」さんから勧められて以降、このアルバムは私の愛聴盤になりました。https://youtu.be/-JqTFAIiAn4?si=s60GLsIgIbYxOYPR





●まとめ

これらの曲以外にもたくさんのテナーサックスによるバラードの名曲・名演があることは言うに及ばずです。テナーサックスは奏者によって音色が全く違いますが、共通していることは奏者それぞれがテナーサックスの王道的な核となる音色をもちつつも、唯一無二の声を持っていることです。




皆さんと一緒に年末までの日々をテナーサックスのムディーバラードとともに送りたいと思います。