こんにちは、パップライフ講師の羽鳥絢子です。

今年も残すところ、あと1ヶ月切りましたね。

あっという間な一年で、とてもたくさんの事がありました。

とても良い一年でした。




先日テレビで

Z世代的に今年を振り返り、

漢字一文字で表すならなんですか?

という企画をやっていたのですが、

なんと、



『楽』


だそうです。

コロナがやっとあけて、

自粛がなくなり

イベントなどが戻ってきたり

旅行や遊びが通常にできるようになったから

という事らしいです。



みなさんはどんな一年でしたか?


さて、今日はリペアのお話です。



みなさん、ご自分の相棒サックスを

リペアに出していますか?

サックスはたくさんのキーがついているので、

キーバランス調整というのを、

できれば半年に1回、

最低でも1年に1回

行くことをオススメします。




リペアさんに持っていくと、

よく、楽器の中に小さいライトを入れて

キーから光が漏れてないか、

隙間ができてないか

チェックしたりするのですが、



パッドが消耗したり、

バネが劣化したり、

コルクが減ったり、

ネジが緩んだり





いろいろなことで

バランスが崩れ

音が出にくくなります。

ぜひ定期的にリペアに出して

吹きやすい状態で練習してくださいね。




何年も出してなかったら、

だいぶ吹きにくい状態かもしれません。

それを無理やり吹いていると

変な癖もつきやすくなります。




リペアの職人さんはすごいもので、

その楽器を見れば、

ある程度の癖を想像できるそうです。



特に、キーをどれくらいの力で押さえてるかとか

わかるそうですよ。

そういうのも見越して、

リペアしてくださる凄腕な方もいます。





ちなみに、キーの開き具合で、

少し音程の感覚を変えれたりします。




この場合は、

開きめにすると音程が上がり

閉じ気味にすると音程が下がるという感じです。




どちらかというと、ジャズマンは

閉じ気味にする方が多いのかな?

音色自体も少しおさえられる感じですね。




で、良い調整で仕上がってくるときは、

上から順にキーを閉じたとき

密封具合が良いので

下のキーになってくるとブンと、

全体が鳴ります。


試奏しないでも、ある程度の締まり具合は

そこで確認する事ができたりします。

 


G(ソ)の連動キーなんかは

よく浮きやすいので、ソがひっくり返る人は

しっかり確認しましょう。


オクダブキーの調節もとても大切です。

日頃からたくさん吹いてる方は

必要に応じて出してくださいね



ちなみに、プロミュージシャンの中には

1ヶ月に1回みてもらう人もいます。

それくらい、微妙にコンディションが

変わるくらい繊細なんですね。

ぜひ、リペア出してみて下さいね。



それではまた

今日も良い一日をお過ごしください。

羽鳥絢子でした。