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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
今、Jazz業界ではこの映画の話題で盛り上がっています。伝説となったトランぺッター!!
「ロイ・ハーグローヴ人生最後の音楽の旅」
生前からプライベートでもロイと親しく、親密な関係を築いてきた。「エリアン・アンリ」さんが撮った、今作品が初監督作品のドキュメンタリー映画です。
私が彼「ロイ・ハーグローヴ」を知ったのは実は49歳で亡くなった数年後。ロイのクインテット最後のピアニスト:海野雅威(うんのただたか)さんのレヴューを読んだことがきっかけでした。
海野さんが語る「ロイ・ハーグローヴ」に対する熱い想いは文章からも充分に伝わってきて、彼が推薦するロイ・ハーグローヴの代表作(アルバム)を私のCD購入リストに入れていました。
昨年末にまとまった時間が出来た時、YouTube上にアップされている様々なジャンルや編成で演奏する「ロイ・ハーグローヴ」を見て彼のトランペットから放たれる温かみのある音色、演奏する姿、身に着けている衣装の着こなしやファッションセンスに圧倒され一発で虜になってしまったのです。
ラテンアルバムでグラミー賞を取ったころ?ドレッドスタイルの「ロイハーグローヴ」
どの写真も立ち姿が実にかっこいい!!
晩年はクインテットで頻繫に!来日していたにもかかわらず、どうして・・・?私はロイの生演奏に触れること(見つけること)が出来なかったのか?本当に悔いが残ります。
せめてもう少しだけ生きていてくれていたなら?・・・・・叶わぬこととは知りながらも、ついついグッチってしまう程、ロイの生演奏が聞けなかったことは後悔しても、しきれません。
そんな私の叶わぬ夢を叶えてくれたのが本作品でした。
「えーーーまさか!!憧れのロイ・ハーグローヴが映画化されるとは!!」
秋からかなり気持ちが不安定で、落ち込む日々の連続でしたので、この映画公開が私を救って貰ったような気持ちになり、やったー!と、思わず叫びたくなる出来事でした。
公開された週の翌火曜日と何と次の日の水曜日。2日連続で!!出会えなかった過去を取り戻すかのように!!都内で公開されている映画館でじっくりと鑑賞してまいりました。
その映画では、演奏している姿しか見てこなかった私にとっては衝撃的!?インタヴューに応え、気さくに優しい眼差し(いつも目をつぶっていたかも!)で語る、ロイがいました。
その語り口がとってもソフトで柔らかいんです。正しく彼のトランペットの音色と同じ。音は人柄を表していたのです。
これ以上お話しするとネタバレになってしまい、これから鑑賞する方々の楽しみを奪ってしまうので、この辺りでお仕舞にします。
是非とも映画館まで足をお運びください。演奏していないときのロイは結構お茶目です。