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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。

バップライフサックス教室。代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/




私のこれまでの人生で、様々な方々との出会いが今の自分を形成しているのですが、その中でも「一番影響を受けた!」と、いっても過言ではない!! 師匠「宮本大路」さん・・・・・10月11日に早いもので7回忌を迎えました。


自分の足元を見直す必要がある今、あらためて師匠との出会いから現在までを振り返り、いち生徒(弟子)と、先生(師匠)の立場で起った出来事や思い出に残るエピソードを数回に分けてblogに綴ってゆきたいと思います。



2000年を過ぎた頃、私は今まで師事していた(尊敬していた)先生から突然「破門」の宣告を受ける事になります。

今思えば軽率な私の一言が先生の耳に入り、私の真意を確認することなく一方的にその「仕打ち」を受けたのでした。当時の先生は絶対的な権力を持っていた指導者でしたので門下生はみな同じ方向を向いていて、誇張された噂話を誰一人として疑うことなく、先生の思うがままに全員が従っていましたので、私は完全に孤立してしまったのです。




ひたすらに「Jazz」を学んできたこの数年間は本当に楽しい時間でしたので、スクールを退団した後の日々は、張りつめていた気持ちが一気にはじけ、空虚感だけが残る虚しいものでした。





そんな時に出逢ったのがジャズの専門誌で長い間の休刊を経て復刊した「JAZZ LIFE」と、言う雑誌でした。

紙面を食い入るように読み進めて見ると、当時まだ、渋谷にあった東急文化会館の隣にあったビルの一角で、ヤマハのサックス講師として「宮本大路」さんが就任される!と、いう広告が目に留まったのです。




宮本大路さんは一度、都内のLiveハウスでビッグバンドを見た際に、「存在感たっぷりのバリトンサックス奏者」との、印象を受けていて、果たして私のようなテナーサックス奏者は受講可能なのか?との、疑問はある中、気がつくと実に当然の様に!自然に!体験レッスンの申し込みを行っていました。



体験レッスン当日の事は今でも鮮明に覚えていて、案内された教室で楽器を出して音出しをしていると、少しして、がっしりした体格の宮本大路さんご本人が登場され、「とっても良い音だねーー!!」と、私のテナーサックスの音色を褒めて下さいました。




褒められたことに気持ちがほぐれ、結構饒舌になってしまい、今までの楽器遍歴やこれまでのJAZZとの向き合い方についてお話を聞いて頂きました。その後はご本人が演奏される聞いたこともない様な魅力的な音で奏でられた「テナーサックス」の音、ユーモアたっぷりのそのお人柄に魅了され、当日!!入会(師事する事)を決めました。


因みに私を含めてすべて当日、体験レッスンを受講した方はなんと!!全員!!!!入会に至ったそうです。きっと入会を決めた皆さんも私と同じ気持ちになり、大路さんに決めたのだと思います。


新しい先生が決まりJAZZの勉強が再開できる喜びで、今までのもやもやが吹き飛び晴れやか気持ちで年始の開始される初レッスンの準備に入ったのでした。(続く)