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定年退職後の趣味にピッタリ!! 初心者が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。
今秋注目の話題作!! 映画音楽家として知られている「ミシェル・ルグラン」のドキュメンタリー映画を見て参りました。
9月に一度、鑑賞したのですが余りにも「字幕スーパー」を追いかけすぎてしまい、肝心のとても素晴らしい「映像の全容」をじっくりと見ることができなかったので、10月1日の「映画の日」に満を持して(お得な料金で!!)2度目の鑑賞を敢行した次第です。
2019年1月26日に彼が亡くなるまでを一人の若き監督が密着。とても素晴らしい世界を描き出しています。
僅か11歳で「パリ国立高等音楽院」に入学したミシェル・ルグランは、当代きっての音楽指導者である、ナディア・ブーランジェに師事。
徹底的に彼女からクラッシックの基礎を学んだ後、ジャズに傾倒。
ジャズミュージシャンのマイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ビル・エバンス達ともに「ルグラン・ジャズ」を世界的にヒットさせています。
彼が「ジャズピアニスト」であったこと・・・ついて、私は全く知る由もなく・・・
映像で見た彼のピアノ演奏は独自の世界観を確立した確固たるスタイルが見て取れたのです。本当に素晴らしい!
1967年から1969年まで渡米(ロサンゼルスに居住)。猛烈な量の仕事をこなした後、フランスに帰国。
数多くの映画音楽を手がけました。その数は200本以上!!
と、ここまでは、ざっと彼の経歴を振り返りましたが、素の「ミシェル・ルグラン」は映画を見る限り・・・とてもストイックな人物。
自分にも他人にもとても厳しい人であった事。音楽造りについては全く妥協を許さぬ、凄まじい執念が映像から伝わってきたのです。
さぞかし、彼を取り巻く人々は心身共にご苦労があったはずです。
しかし!!最後には(同じステージに上がった演奏家や関係者は)今までの彼の悪態を吹き飛ばしてしまう程のパワーで魅了してしまうのです。
コロナ渦を知らずに逝ったミシェル・ルグラン。前年のコンサートを最後に力尽きた様にその活動に終止符を打ちました。
きっと、これからも数々の名作映画と共にミシェル・ルグランの創り上げた音楽も聴き続けられるはずです。
私は彼が音楽を手掛けた映画を殆ど見ていなかったので、今後はミシェル・ルグラン縛りで!!映画を見てゆこうと思います。