
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
定年退職後の趣味にピッタリ!! 初心者🔰が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。
昨年の春にライブ前の散歩中にバッタリ遭遇して以来、何故か?ご縁を感じているテナーサックス奏者「ダニー・マッキャスリン」

長身でスリムな後ろ姿を観て!!「もしかして!?」と、近寄ってみると・・・・
ご本人であることが判明。(わーーーーい!)
早速写真を撮らせていただきました。

彼の「フレンドリー」で、「優しい人柄」が伝わってきます。
先日、久々にダニーが来日されるとの情報をキャッチしたので早速、9月10日、南青山のブルーノート東京にもほど近い、BAROOMに伺いました。

今回の来日の目的は、金沢で9月14日に行われる JAZZ STREET 「国際交流ジャズステージJAZZ絵巻」に出演するため。
速めに来日されて、9月10日は都内でのマスタークラスクリニック&ビッグバンドクリニック。
翌日の9月11日には有楽町「I'M A SHOW」でトロンボーン奏者の「池本 茂貴」さんが率いるラージアンサンブルバンド「isles(アイルス)」との共演が後から決定した模様です。

来日時、彼の演奏は、何回か聴いていますが、世界のトップアーティストが演奏中に何を考え、普段どんなことに心掛けて練習をしているのか?・・・を知る、絶好の機会。
開演前の様子。

先ずは、マスタークラス講義前に今回の課題曲「All The Things You Are」の演奏からスタート♪

その後は解説を交えつつ、受講者の演奏が繰り広げられました。

彼は、実に丁寧に、誠実に、一言一言を選ぶように様々な質問にも応じていました。

今回のイベントの通訳はテナーサックス奏者で最近になって小曽根 真さんのビッグバンド「No Name Horses」のメンバーに加わった「陸 悠(くが ゆう)」さんが一人で担って下さり、ダニーマッキャスリンのマシンガントークをじっくりと考えながら、実に分かり易く訳して頂きました。
ダニーからも時折「Good Job!!」と、その奮闘ぶりを称える、声がかかる事もしばしば!!
このマスタークラスクリニックで語られた、印象に残ったこと・・・
①音域の拡張の際に絶対にマウスピースに力を加えない事。下唇は軽く歯に乗っていて、上歯も強く当てない!!
②エアー(息)で全ての音域をコントロールする。
③リズムにバリエーッションを持たせる。(単調なインプロヴィゼーションにならないように)
④伝統的なジャズイデオムをレジェンド奏者の演奏から学ぶ。(トランスクライブする)
途中休憩をはさみ、明日発売のニューアルバムの即売会。サインをしてる様子、とっても丁寧に接しています。(レフティーなんですねー)

後半は、慶応義塾大学ライトミュージックソサエティーの皆さんを迎えての「ビッグバンドクリニック」🎶

傍らからじっくりと観察中。

各パートに、分け隔てなく印象と、賛辞、注意点をメンバーに伝えるダニー。
2曲目は、彼が所属する「マリアシュナイダー・オーケストラ」のナンバーから、ハンググライディングが演奏されました。(嬉しーーーい!!)
演奏後のダニーからは、音符に書かれた役割(意味や意図)を表現することの大切さが指摘されました。
今回のイベントでは、ダニー・マッキャスリンの謙虚でひた向きに自分の「音」と向き合っている姿勢がとても良く感じられる、有意義な時間。
又の来日の際もお会いできることを楽しみに!!