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定年退職後の趣味にピッタリ!! 初心者🔰が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
梅雨入りかと、思いきや、一気に、真夏の気温全開!! 6月中に最高気温35°C越えで、熱帯夜。
今年もこの季節が、遂にやってきてしまいました💦
金属製のサックスはこの「酷暑」の状況の中で、毎年無言の忠告を発しています。
夏場のこの時期に一番気温が上がってしまう場所の一つに、炎天下の中、屋外に駐車している「車内」が挙げられます。
近年では、酷暑の車内に小さな子どもが置き去りにされ、無残にも命を断たれる(泣)と言った、悲惨な事故も報告されていますが、サックスを含む楽器達も様々な厳しい状況に悲鳴をあげているのです。
先日のこと、ほぼ一か月ぶりにレッスンいらしたHさん。練習場所も見つけて、お仕事の合間を縫って練習をしてこられました。
久々のレッスンでしたので、一音づつ音出しをしてもらったところ・・・・
あれれっ-----!?
正しい音の高さ、では、ない音が・・・・。しかも音程が随分とずれますねー!
試しに、私が実奏してみると・・・・・・!?
結論から言うと、間違いなく、楽器の不調である事が判明しました。

サックスの状態をリペア工房等で確認する際に、管体の中からライトをあてて、写真のように「光が漏れていないか?」を確認します。
恐らく、Hさんの楽器は車内で保管中に急激な温度上昇に見舞われたために、タンポ「サックスのトーンホール(穴)塞ぐためのパット」を接着しているシュラック(接着剤)が溶けて、塞がりが悪くなってしまったことが原因のようでした。
人間もこの暑さにまだ慣れていない状況、楽器もびっくりしているんでしょう。愛器もご自愛下ると幸いです。