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バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
今回のブログから2回に分けて、2月10日にお誕生日を迎える師匠「宮本大路」さんとの「エピソード」掘り起し、ご紹介をして参ります。
師匠「宮本大路」さんは、生前よく言っていたことの一つ、「良い音の完成にはロングトーンは欠かせない」。
因みに~ロングトーンとは!?~・・・・
《私感的解釈》 1つの音を、真っ直ぐに一本の直線を描くように、息の続く限り、吹き込む練習(訓練)のこと。
最初にお会いした時のテナーサックスの生音は、今でも忘れられない程、魅力的だった師匠の音は長年に渡る「ロングトーン」が生み出した産物だったのです。
管楽器は、息を入れることによって音を出す楽器ですので、その種類によっては先ず、「音を出す」までが、とても難しい。
更に、良い音色を得るには、安定した、一定の息質を楽器に送り込む必要があります。
そのことを徹底的に指導され、自らも実践していたのが宮本大路さんでした。
とある日のレッスンで、私の高音域の「音の揺れ」を指摘した師匠は、自らが手本を示した後、私に再度吹いた音を聴くなり「ロングトーン不足だね!」との、結論を言い渡されたことがあります。
時間に追われると、とかく、テクニカルな練習に時間を割いてしまいがちだった時期の指摘で、一気に初心に立ち返ることが出来た瞬間でもありました。
マルチに演奏活動をしていた大路さん。仕事の内容によっては、吹くことに時間が取れない楽器もあったそうです。そんな時、急にご無沙汰していた楽器を吹くと・・
全く自分の意図せぬ「音質(音の安定感を欠く)」で、危機感を感じることもあったそうです。
そんな時は、ひたすら!!ご無沙汰していたその楽器を愛でるように「ロングトーン」だけをやり、その時間も、何と!?一時間位!!行っていたと、言います。
一つの音に拘り、自らが実践し、生徒にもその大切さを説いてきた師匠「宮本大路」さんのその想いを、私も自身の生徒さんに理解を得て引き継いでゆきたいと思います。