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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者🔰が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
前々回のblogでは、様々な種類のサックスを演奏する「マルチプレイヤー」についてお話ししました。
今回は全く異なる管楽器(主にクラリネットやフルートなどの木管楽器)を演奏する「持ち替え」に挑戦されている生徒さんの奮闘記をご紹介したいと思います。
吹奏楽で長くクラリネットを演奏され、サックス興味を持って体験レッスンにいらしてくださった、Nさん。念願のアルトサックスを年末にご購入されました。
写真はその時に選定した楽器。(試奏の際に傷がつかないように楽器本体にフィルムが巻かれています。)
クラリネット奏者の特権!?なのかな?・・ クラリネットを演奏できる方(音が出せる方)はサックスも即座に演奏が出来てしまいます。
クラリネットはサックスよりも歴史がありますので、古くは「サックスはクラリネット奏者が持ち替える楽器」と、されていた時代背景があります。
サックスよりもコンパクトな本体である「クラリネット」。実は、息の使い方が繊細なんです。ですので、自然に(必然的に)楽器に合った息使いに(クラリネットの場合はコンパクトな)になってゆきます。
音を切ってはっきり発声する行為「タンギング」も同様で、実に繊細に舌を使って行います。
かたや、後発楽器の「サックス」はよく言えば「万人が演奏しやすく」改良が施された楽器と、言えます。車に例えると「サックス」はオートマチック車、「クラリネット」はマニュアル車のような感じだと、私は思います。
クラリネットを長年演奏してきたNさんにとって、自由度が高い「サックス」は、きっと「掴みどころがない、じゃじゃ馬的な!?楽器?」に、感じてしまうことも屡々(しばしば)かもしれないですねー。
裏を返せば、そこに、サックスの魅力があるのです。自己主張ができ、感情を押し殺すことなくストレートに表現ができる。とっても表情豊かな素敵な楽器がサックスなんです。
今後のNさんには、このサックスの魅力をレッスンの中で伝えながら、新しい良き相棒と末永く付き合って貰うことを願います。