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さいたま市北区プラザノースで開催中。初心者🔰が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表・テナーサックス奏者の髙橋浩明です。https://bop-life.info/
前回のblogに引き続き、バップライフサックス教室で日頃から使用する教則本(メソード)をご紹介させて頂きます。
長年にわたり、サックス奏者が出会う、最初のエチュードではこの一択!?なのではないでしょうか。「Klose(クローゼ)」
私がこの手の本に興味を持ち始めたのは中学生の時。他校の同学年の人々がどの様に練習をしているか?なんて、全く興味のなかったあの頃。
私の6つ上のM先輩に言われた一言。
「部活動でやる曲は練習しなくても出来るような基礎技術を日頃の練習で養ってゆくことが大事!」
コンクールにも不出場。他校の演奏会にも目もくれず、完全に「井の中の蛙」状態であった自分には結構衝撃的でした。
意を決してヤマハの楽譜コーナーで数時間の物色後に選んだのが↓↓
H.クローゼ サクスフォンのための25の日課練習
サックスは楽器自体の歴史が浅いので他の管楽器に比べて「エチュード」も少なく、自分の技量を考えると、当時はこの本が一番シックリきた、記憶があります。
この本は高校卒業まで使い、部に寄贈しました。(正確には、持ち帰る事は考えていませんでした。)
その後、本格的にサックスを学びなおす折に、師匠「宮本大路さん」の勧めで再びこの本を徹底的に練習することになります。
当時、自分は「Jazzを学ぶために大路さんのところにきたのに???」と、ためらいと、驚きが渦巻きました。しかしながら、これには訳があるのです。
宮本大路さんは留学前からクラッシックサックスの開祖である「坂口新先生」の紹介で「富岡和男さん」に師事していて、徹底的にこの手の「クラッシック・サックス」のエチュードを練習しまくっていたそうです。
譜面の読譜力や基本的なテクニックを身に着けるには「エチュード」をさらうことは不可欠!!と、常々豪語していました。
決められたテンポ(かなりの高速)で正確なアーティキレーション(音を短くしたり長くしたり)を要求されたので、25曲すべてに合格点を頂くまでに、約一年かかりました。
この本は、宮本大路に師事する生徒の「必携の書」だったわけです。
自分が指導するようになり、クローゼをやることで得られる「効果」が実感できたので、自分の生徒さんにもお勧めしているわけですが、私は無理強いはせずに、今後の選択肢の一つとして考えていただいています。
ストイックに、とことんテクニックを付けたい方には大変楽しいエチュードですね。